概要 |
セルロースナノファイバー(CNF)やセルロースナノクリスタル(CNC)は軽量で高い強度をもつ素材として注目されています。用途の一つにプラスチックの補強用繊維としての活用が期待され、植物由来であることから環境負荷が少ないという特長も持っています。一方で炭素繊維など他の補強用繊維と比較すると耐熱性が低いという課題があり、200℃を超える温度では熱分解により茶色く着色します。ここではCNCとポリプロピレン(PP)の複合材料をReal View TGで測定し、画像から色解析することで劣化過程を評価した事例を紹介します。 |