概要 |
無電解ニッケル(ニッケル-リン合金)めっきでは、リンの含有率によりめっきの特性が異なります。 そのため、めっき膜厚の分析だけでなく、リン含有量の分析も重要になります。大気雰囲気で微小量領域のリンの蛍光X線を高感度で検出するために、集光型光学系と半導体検出器の組み合わせが必要となります。当社ではこれまでFT9500/FT9500Xシリーズにより、このような測定ニーズに対応していました。この度、進化した集光型光学系とVortex®検出器を搭載したFT150シリーズをリリースし、さらに高精度な測定を実現しました。本資料では、FT150で鉄上の無電解ニッケルと銅上の無電解ニッケルの膜厚とリンの含有量を同時に分析した事例を紹介します。また、FT9500Xシリーズとの比較も合わせて紹介します。 |