概要 |
コネクタは、情報通信機器や車載用電装等において配線を接続するための部品として広く使用されています。コネクタの素地は、一般的にリン青銅などの銅合金ですが、そのうち黄銅素地のコネクタでは黄銅の主成分であるZnのZn KβとAu Lαが強く干渉します。そのため、Auめっきを測定する際に干渉しないAu Lβに変更するか、分離処理が必要となります。本資料では、コネクタ部品に見立てた疑似試料を用いて、FT9500XによるAu/Ni/黄銅を測定し、Au Lβを使用した時と分離処理を行った時のAuの正確さと繰返し性について評価した事例を紹介いたします。なお、これは測定例であり、装置の性能を保証するものではありません。 |