概要 |
ポルフィリンはさまざまな元素と安定な錯体を形成し、クロロフィルやヘムなど生体内で重要な役割を担う有機化合物の一つです。さらに太陽電池の増感色素や、有機ELの発光材料への応用も検討されています。今回は、銅(II)プロトポルフィリンの蛍光特性を測定しました。この試料は、410 nm付近の励起光を照射すると、635 nm付近に蛍光が確認されました。正確な発光特性を得るためには、スペクトル補正が必要です。F-7000形では副標準光源とR928Fホトマルを用いることで、紫外から可視領域(200 ~ 800 nm… |