概要 |
近年、走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope、以下SEM)は、試料形態の高分解能観察に加え、大電流でかつ安定なプローブを要するカソードルミネッセンス法(Cathodeluminescence、以下CL法)やEBSP法(Electron Back-Scatter diffraction Pattern)と組み合わせた分析ニーズが増加傾向にあります。そのようなニーズに応えるためS-4300SE形SEMが製品化されました。図1にS-4300SEの外観を示しますが、CL検出器、EBSP検出器、EDX等との組み合わせにより様々な分野での活用が可能になります。 今回はS-4300SE形SEMの特長およびCL解析システム、EBSP解析システムによるいくつかの応用例について紹介します。
キーワード:ショットキー電子銃,大プローブ電流,高ビーム電流安定,高分解能,CL,EBSP |