サイト名称 日立ハイテク

タイトル ナチュラルSEMによる飯米の観察 (350KB)
詳細リンク sem080
概要 水や油を含む試料をSEMで簡便に観察する手法として、低真空SEM法が一般的に用いられています。日立では試料室圧力1~270Paの低真空雰囲気で試料観察の可能なナチュラルSEMを製品化し好評をいただいておりますが、さらにその付属装置としてクールステージ(図1)を発売いたしました。クールステージは、試料を常温~-10℃の範囲で冷却しながら観察できることから、①試料内の水分の蒸発を最小に抑えることができる、②試料前処理が不要、③ビームダメージを軽減できるなどの優れた特長を備えており、新しいSEM観察法として注目されています。また、このクールステージ付きナチュラルSEMは、試料をチルド帯温度で観察できることから特にチルドSEMと呼んでいます。
 今回は、身近な食品ながら比較的SEM観察の困難な飯米を供試試料として用い、S-2460N形ナチュラルSEMにクールステージ(図1)を装着したチルドSEMによる観察と凍結乾燥法による観察を比較しましたので簡単に報告します。

キーワード:ナチュラルSEM,チルドSEM,飯米,デンプン粒,アミロプラスト,オルガネラ,氷晶
製品中分類 走査電子顕微鏡(SEM)
研究大分野 食品
研究中分野 ・香料
・食品
・農薬
・肥料・飼料
情報種別 テクニカルデータ/データシート
発行日 2010/06/15
お問い合わせ先 お問い合わせはこちら
No. sem080