概要 |
ホンコン風邪、食中毒、肺炎、小児麻痺などの病気を引き起こすウイルスは、核酸とそれを含むたんぱく質から成る病原体です。ウイルスは、大きいものでも数100ナノメートル、小さいものは、約数10ナノメートルしかありません。そのため、その微細構造を観察するには、通常、電子顕微鏡が用いられます。 広汎な倍率範囲における生体試料の高コントラスト観察を目的として開発されたBio-TEM H-7500は、ウイルスなど小さな病原体の微細構造を最適に観察することができる数々の機能や観察法を備えた装置です。今回は、Bio-TEM H-7500を用いて、最近話題となっている小型球形ウイルスなどの病原性ウイルスを観察した例をご紹介します。
キーワード:透過電子顕微鏡,インフルエンザウイルス,アデノウイルス,λファージ,SRSV小型球形ウイルス,ネガティブ染色法 |