概要 |
Bio-TEM H-7600では、TVカメラや画像処理装置を標準装備させることにより、透過電子顕微鏡(以下、TEM)において、はじめて自動焦点補正(オートフォーカス)を可能としました。さらに自動撮影(オートフォト)機能との併用によって、撮影目的の視野を選択するだけで、焦点合わせから撮影までの全プロセスをワンタッチキー操作で行うことも可能になっています。 ところで、TEMにおける作業の大半はグリッドに載せた試料の中から目的の視野を探すことに費やされますが、この視野探しの作業を軽減する目的で、H-7600においては、画像パターンマッチングの手法を取り入れた画像認識機能を導入することにより、自動的に試料を検索する自動粒子検索システムが開発されました。今回は、H-7600における自動粒子検索システムの概要とその応用例を紹介します。
キーワード:透過電子顕微鏡,自動粒子検索システム,オートフォーカス機能,培養細胞,アデノウイルス |