概要 |
医学研究における電子顕微鏡の役割は、昨今のゲノム解析をはじめとする分子生物学的手法の導入により、分子レベルでの構造解析の手段として重要となっています。H-7650透過電子顕微鏡では、複合対物レンズの高コントラストモードを用いたコントラストの低い生物試料の観察や広視野で高解像度観察を可能とするつなぎ写真の自動撮影が可能です。今回は、病理分野の病態解析における電顕応用として、H-7650による代表的な腎臓病理組織切片の観察例を紹介します。
キーワード:透過電子顕微鏡,病理組織,バイオプシー,針生検,腎臓,腎臓疾患,膜性腎症,ループス腎炎,基底膜,メサンギウム,つなぎ写真 |