概要 |
水中の溶存有機物(Dissolved organic carbon; DOC)は、腐食物質や生物由来の高分子化合物が含まれており、一般的には全有機炭素計によって測定されます。バイオポリマーと呼ばれる一部の高分子化合物は、膜処理の膜のつまり/汚れ(ファウリング)との関係があることが知られています1)水処理プロセスの各過程のサンプルについて、サイズ排除クロマトグラフィーによって試料を分離し、UV検出(検出波長:254 nm)とOrganic Carbon Detector(OCD)によって、溶存有機化合物を検出しました。水中のバイオポリマーを検出、水処理プロセスによる減少を確認することができました。 |