2.メンテナンス頻度を低減
装置内部に設置する消耗品は誰でも容易に設置可能なカートリッジ方式を採用しています。また、送液機構のポンプレス化によって従来の洗浄工程が不要となり、メンテナンス時間の短縮・コスト削減を実現しています。さらに、新しく搭載するレーザーダイオード光源(LD光源)は、実点灯時間が短く、交換が煩雑で高価であったこれまでの光源と比較して、長寿命化を可能にしています。
日立DS3000は、次世代シーケンサーで解析した大量の遺伝子配列データの確認や個人識別等に利用されるフラグメント解析*2を、簡単な操作で、小回りの利くCEシーケンサーにて実現できるため、大学内の共用施設や小規模な研究施設での利用が見込まれます。
本製品の開発により、日立ハイテクグループが重点分野と位置付けているバイオ・ヘルスケア市場において、DNAシーケンサー事業のさらなる拡大をめざしてまいります。今後も、日立ハイテクは「分析技術」をベースにバイオ・メディカル分野や安全・安心分野などでお客様の先端ニーズをいち早く捉え、付加価値の高いFocused Solutionsを創出していきます。