Cary 7000
10Absの測光範囲と多角度可変自動測定を両立
Cary 7000 は、190 ~ 2800 nm の範囲で優れた測光性能を発揮する高性能 UV-Vis -NIR分光光度計です。
多角度可変自動測定ユニット(UMS)により、サンプルを着脱することなく、絶対反射率と透過率の両方を一連の操作で測定することができます。さらに、さまざまな入射角度と偏光測定を組み合わせることにより、サンプルの光学特性を網羅的に取得することができます。
直視型の優れた光学設計
Cary 7000 UMS の検出器は、サンプルの直接測光が可能です。 ライトパイプや積分球、ファイバーオプティクスなど介在する光学系がないため、最適な光束と高い S/N 比が実現されます。この光学設計により、これまでの限界を大きく超える測定精度、再現性、生産性が得られます。
独自の Si/InGaAs 検出器技術
Cary 7000で搭載しているSi/InGaAs 検出器は、紫外-可視-近赤外領域の検出器としての大きな利点を提供し、紫外から可視、そして近赤外領域へとシームレスな移行を可能にしています。また、大きな受光角により、独自のワイヤーグリッド偏光子を用いた測定において高いスループットが実現するとともに、高品質でコントラスト比の高い S 偏光と P 偏光が得られます。
マルチモーダル測定
マルチモーダル測定(合計で 6個)により、サンプルの包括的な光学特性解析を、詳細かつ迅速に行うことができます。
サンプルと検出器を個別に制御および移動させることにより、サンプルを着脱することなく、絶対反射率と透過率の測定を行うことができます。
最新型の高分解能光学エンコーダが、0.02 °単位のきわめて細かな角度制御を可能にし、高い位置精度を提供します。
Cary 7000 UMS は次の測定モードを備えています。
Cary 7000 UMS の測定モード